2021年3月24日水曜日

終業式を行いました

今日で3学期も終了。1限目に終業式を行いました。例年は、総合体育館で行いますが、密を避けるため、教室で行いました。私から、放送でお話をさせていただきました。長文ですが、掲載させていただきます。
 皆さん、おはようございます。こうしてお話しするのは、2月15日のHR以来ですね。今年度、最後のお話となりました。ホントは、皆さんの顔を見ながら話したいと、いつも願っていますが、今日も放送でのお話となります。
 1月23日、24日に開催された第67回大阪高等学校剣道新人大会で、剣道部は男女とも団体優勝を果たしました。その結果、3月21日に赤穂市総合体育館で開催された第14回近畿高等学校剣道選抜大会に出場しました。その結果、女子が3位、男子がベスト8の成績を残してくれました。また、3月26日(金)からは、愛知県春日井市で開催される全国大会に出場します。頑張ってください。健闘を祈っております。
 3月18日に、吹奏楽部が豊中市立文化芸術センターアクア文化ホールで、第8回定期演奏会を開催しました。素晴らしい演奏と素敵なパフォーマンスを披露してくれました。ホントに楽しい時間をプレゼンしてくれました。ありがとうございました。その中で、「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」を演奏してくれました。この曲は、ブラスバンドにぴったりの名曲で、私は今まで、色んな吹奏楽部の演奏を聞いてきましたが、お世辞ではなく履正社高校の演奏が一番うまいと思いました。思わず、舞台に飛び出て、歌おうかを思いましたが、あきらめ、座席で口ずさんでいました。というわけで、今日はまず、「新世紀エヴァンゲリオン」から、初号機パイロット 碇シンジ君のセリフを紹介しましょう。
  「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
 1995年10月に放映されたTVアニメの第壱話「使徒、襲来」で、いきなり父の碇ゲンドウに呼び出されて「エヴァに乗らないのなら帰れ。」と言われ、帰ろうとした矢先、自分の代わりとなる怪我だらけの綾波レイと擦れ違い、そこで自分を鼓舞するように、小声で繰り返し呟きます。そして「やります、僕がやります。」と、エヴァに乗る事を決意します。それから約25年、現在、最新作「シン・エヴァンゲリオン」が劇場公開されていますが、私は、まだ見ていません。劇場で見るか、いつものように、TV初放映を待つか、迷っています。
 さて、1月23日に、3年生は、卒業しました。明日、3月25日は、新入生点呼です。このように、日本の春は、別れと出会いの季節です。ここで、四字熟語の問題を出しましょう。元々は、茶道の心構えを表した言葉で「茶会に臨む際には、その機会は、二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽しなさい。」転じて「人との出会いは、一度限りのものだから、大切にしなさい。」という意味を表す四字熟語は、何でしょうか。もちろん分かりますね。正解は、「一期一会」です。正しく、漢字で書けますか。
 人と人との出会いは、別れの始まりであり、人生におけるそれぞれの瞬間は、1回限りのものです。まさに我々の人生は「一期一会」の繰り返しです。人生は、決してゲームではなく、リセットボタンなどは、付いていません。しかし、やり直すことができないから、タイムリープで元の時間に戻れないから、異世界に転生することなどできないから、人生は、面白いのです。人と人との出会いに感謝し、その瞬間を大切にして、誠意を持って接し、そして自分の進むべき道をしっかりと選び、一期一会の人生をたくましく生き抜いてください。
 とりわけ2年生、皆さんが最上級生として、これからの履正社高校を背負っていきます。この春休み、来春の入試に向け、学習の基礎を固め、志望校への決意を新たにしてください。また強化クラブの皆さんは、「一期一会」のこの春休み、悔いのない練習を重ねてください。そこで今日は、もう一つ、「テニスの王子様」、青春学園中等部硬式テニス部主将 手塚国光君のセリフを紹介しましょう。
  「2年生、履正社の柱になれ!」。
くれぐれも後輩から「まだまだだね」などと、言われないように。ちなみに、この「まだまだだね」を英語で言うと、
   You still have lots more to work on.
となります。実際、帰国子女で英語ペラペラの主人公、越前リョーマ君が、こう話していました。
 4月7日は、入学式。いよいよ、新1年生が入学してきます。1年生も、「先輩!」と呼ばれることでしょう。どうか新入生を迎えて、良き先輩として、新入生を導き、これからの履正社高校をなお一層すばらしい学校にしてください。履正社高校は、来年度創立99年となります。皆さんと一緒に、新たな伝統を創っていきましょう。それでは、次は、4月8日の始業式で、またお会いしましょう。どうか、お元気で。