2020年12月25日金曜日

2学期終業式を行いました

今日は、1限目、2学期の終業式を行いました。例年は、総合体育館で行いますが、密を避けるため、教室で行いました。私から、放送でお話をさせていただきました。長文ですが、掲載させていただきます。

 皆さん、おはようございます。
 2020年も終わろうとしています。学校は、4月始まり3月終わりなので、年末年始は、通過点なのですが、せっかくですので、この1年を振り返るのもいいでしょう。皆さんにとって、2020年は、いかがでしたか。新型コロナは、まだまだ収束の気配は、見えませんが、それでも、私は、皆さんのおかげで、とても楽しい1年でした。履正社高校の校長であることの幸せを、今、しみじみとかみしめているところです。
 ところで、今週月曜日、12月21日は、冬至でした。一年で昼が最も短い日です。ということは、冬至を過ぎると、一日一日、日が長くなります。まだしばらくは、かかると思いますが、これから、朝、学校に来るときとか、夕方、学校から帰るときに、「あれ、今日はなんだか、昨日より明るくなっているな。」と、感じることでしょう。私は、寒い中にも、日に日に春の訪れを感じることができる、これからの季節が結構好きです。太陽の力が最も弱まる冬至を過ぎると陰が極まり陽に転じるということで、この日を境に運気も上昇し、物事が良い方向に向かうと信じられています。
 3年生、すでに、進路が決まった人、おめでとう。よく頑張りました。まだ、決まっていない人、大学入学共通テストや一般入試など、いよいよ本番を迎える人、これから、ドンドン運気は上昇し、物事が良い方向に向かいます。何より、現役生はこれから、加速度的に、力がついてきます。自分を信じて、年末年始、焦らずコツコツと、ムリ・ムダ・ムラがないように、計画的に取り組んでください。私たちも、全力でサポートします。最後まで一緒に、頑張りましょう。
 さて、私は、劇場版アニメを劇場で見たことがありません。1年遅れのテレビ初放映で見ることを、こだわりとしているのですが、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は、そのこだわりを捨てて、劇場で見てしまいました。ネタバレとなりますが、その中の、煉獄さんの母、瑠火さんのセリフを紹介します。なお、これは「鬼滅の刃」コミック第8巻第64話に掲載されています。

  なぜ自分が人よりも強く生まれたのか、わかりますか。弱き人を助けるためです。
  生まれついて、人よりも多くの才に恵まれた者は、
  その力を、世のため人のために、使わねばなりません。
  天から賜りし力で、人を傷つけること、私腹を肥やすことは、許されません。
  弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。
  責任を持って、果たさなければならない使命なのです。

 自分は、煉獄さんみたいに、強くない。自分には、何の才もないと思っている人には、さらに安積得也(あずみとくや)さんの詩集「一人のために」の中の詩を紹介しましょう。

  自分の中には 自分の知らない 自分がある
  みんなの中には みんなの知らない みんながある
  みんなえらい みんな貴い みんなみんな 天の秘蔵っ子

 誰もが「自分の知らない自分」をもっていて、それを磨いて成長していこうとしています。だから、みんなが偉くて、みんなが貴い存在です。みんなが天の秘蔵っ子のように大切な存在なのです。
 私は、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」を見終わったとき、自分の才を、あると信じて、この履正社高校のために、使おうと心に誓いました。責任を持って、果たさなければならない私の使命だと思いました。
 テレビでは、そろそろ秋アニメが終わり、冬アニメが始まります。今回の冬アニメでは、第1期で、石器時代から携帯電話までたどり着いた「Dr.STONE」の第2期を楽しみにしています。「私は、違う!」という人、よろしければ、また熱く語り合いましょう。
 最後に、サッカー部、全国大会出場おめでとう!千葉そして埼玉まで、応援に行きます!吹奏楽部は、明日アンサンブル大会ですね。パガニーニの素晴らしい演奏を期待しています。
 ではまた、1月8日に、元気な姿でお会いしましょう。
  “I wish you all a Merry Christmas and a Happy New Year. See you.“